最近、映像自体のもつ印象のようなものを考えるようになってきた。
DELOREAN 'CRYSTAL' from Joan Guasch on Vimeo.
この映像、すごくかっこよくて実験的なこともふんだんに組み込まれているんだけど、どうしても好きになりきれない。それは、やっぱり「節操のなさ」を感じてしまうからだ。
同じことはこの映像を見た時にも思った。
「流行りを取り込んでいるのみ」とも言えるかもしれない。
では、自分の中で良い映像の分水嶺はどこにあるのかといえば、テーマやコンセプトが表現を制御していると思えるかどうかにかかっている。
ルックで実験するのは自分はとても好きだけれど、それはコンセプトの一部として扱われるべきであって、特に複数のルックを取り込むというのは、溺れてしまう危険性があることに自覚的にならなければならない。
MVなんて、見られてなんぼのものではあるんだけれど、やっぱり作り手側が矜持をもつことは大切であって、 こんなことを偉そうに表立って言えるくらいの映像も自分も作っていかなきゃなーと思う。
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